保湿と保護の役割
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保湿と保護の役割の違いについて
お肌の
『保湿』と『保護』
同じ様で、同じではない、お肌への役割があります。
保湿と保護の意味
まずは、それぞれの漢字から、紐解いてみます。
保湿
保湿は、湿を保つ
・音読み シツ
・訓読み しめる、しめす、うるおい、うるおす
・意味
しめる、うるおす、しめりけ、うるおい
保護
保護は、護を保つ
・音読み ゴ
・訓読み まもる、まもり
・意味
まもる、まもり、かばう、たすける
漢字の意味からも、それぞれの違いがなんとなく分かります。
お肌への役割として当てはめて表すと、
保湿は、お肌の湿り気や潤いを保つもの
保護は、お肌を守ることを保つもの
といったところです。
保湿と保護の役目
では、何のために、保湿や保護をするのかというと、
お肌のバリア機能を補うためです。
お肌のバリア機能とは、
お肌の内側の水分が蒸発して外に出さないように守る働き(=保湿)
お肌を外界からの異物の侵入から守る働き(=保護)
大人になると、加齢により、お肌の生まれ変わりと言われるターンオーバーが乱れてきます。
お肌のターンオーバーが乱れると、バリア機能が低下してしまいます。
このバリア機能が低下すると、乾燥を招いてしまいます。
皮脂の分泌が少なくなっているので、お肌を保湿して、保護することで、うるおいを保ち、バリア機能を補うことが必要なのです。
バリア機能のうるおい成分は3つ
うるおいによって保たれているバリア機能の、うるおい成分は3つあります。
・天然保湿因子(NMF)
角質細胞に存在する、天然の保湿因子(自然保湿因子)natural moisturizing factor=NMF です。
皮膚に元々備わっている天然の保湿成分です。
水分を抱え、保持します。
・細胞間脂質
角質層に存在して、角質細胞の間にある脂質です。
角質細胞がレンガだとしたら、細胞間脂質は1つ1つのレンガを繋ぐセメントの様なイメージです。
この細胞間脂質の主成分が、セラミドという成分です。
角質細胞に密着して、油分を保ってます。
・皮脂膜
皮脂膜は、皮膚を守るためにできる皮脂の膜です。
皮膚の表面で、汗腺から分泌される汗、皮脂膜から分泌される皮脂が程良く混ざったものです。
角質層の水分の蒸発を防ぐことによって、皮膚の潤いを保持しています。
お肌にとっての正しい保湿
3つのうるおい成分は、本来はお肌に兼ね備えられているものです。
ですので、
正しい保湿保護とは、
お肌が本来持ってる
お肌自らうるおう力
を育てていくことです。
保湿剤や保護剤は、うるおいを保つバリア機能をサポートするものです。
つまり、お化粧水や乳液などのお化粧品は、バリア機能のサポートをするお役目なのです。
保湿と保護のお化粧品
バリア機能のサポートを考えてつくられているお化粧品は、化粧水や乳液などありますが、
◇保湿成分を主成分にしているもの
◆保護成分を主成分にしてるもの
◇◆保湿と保護を両方兼ね備えてるもの
があります。
保湿成分を主成分にしているお化粧品は、お化粧水です。
保護成分を主成分にしているお化粧品は、乳液やクリームです。
乳液やクリームは、保湿と保護の両方を兼ね備えてるものもありますが、クリームは保護成分の機能を高く持ってます。
他に保湿と保護を両方兼ね備えてるお化粧品は、ジェル状のものなどもあります。
よく、ワセリンをお肌のお手入れに使用されていることも耳にしますが、
ワセリンは保護の役目のみです。
お肌の水分の蒸発を防ぐことはできますが、お肌に水分を与えることはできません。
ですので、保湿剤ではないのです。
ワセリンを使用する場合は、お化粧水や乳液でお肌に水分を与えてから、塗ると蓋のお役目となり、正しい使い方になります。
保湿と保護の役割の違い
お分かりになられましたでしょうか?
違いはあれど、保湿と保護どちらもお肌のうるおいを保つことに必要なことです。
バリア機能を補う為に、保湿と保護をして、美肌を保ちましょう♡
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